端午の節句ってこどもの日じゃないの?
と思われる方もいるかもしれません。昔は端午の節句と呼ばれてのをご存知でしょうか。
いつからか、端午の節句はこどもの日と呼ばれるようになったのです。
最近ではスーパーに行くと、こいのぼりの歌が流れていたり折り紙で作られた兜がこいのぼりと一緒に飾られていたりしますよね。
「あぁ、もうすぐ来るんだなぁ」
と、感慨深い気持ちになると共に小さい頃、小学校の校庭で大きな鯉のぼりが泳ぐ姿だったり、近所のベランダや庭で鯉のぼりが空を泳ぐ光景が思い浮かんだのではないでしょうか。
こどもの日はよく耳にするけれど、「端午の節句」という言葉は出てきませんよね。
ましてや端午の節句は男の子をお祝いする祝い事ですので、男の子がいないご家庭ですと、端午の節句って何をするものなのか、分らないご家庭もあると思います。
無二ぱんだは弟がおりましたが、端午の節句という言葉の意味や由来は知りませんでした。判るのは、この日は鯉のぼりを飾る日と菖蒲湯に入る、ということだけ。
無二ぱんだも大人になり成長した弟から、
「そういや端午の節句ってなんでこどもの日というの?料理って特別なことでもするの?」
と聞かれて答えられなかったんですね(汗)
ですので、子供の日は何故「端午の節句」というのか、名前の由来と「料理」を中心に色々調べてまとめてみましたので是非ご活用下さいませ。
- 端午の節句と子供の日の名前の由来、また料理の意味のおさらい
- 端午の節句の名前の由来と意味
- 鰹を使う由来と料理
- 鰤を使う由来と料理
- たけのこを使う由来と料理
- ちまきを使う意味と料理
- 柏餅を使う意味と料理
- こどもの日はなぜ端午の節句といわれてるの?違いを徹底解説!あと料理の意味、知ってる?のまとめ
端午の節句と子供の日の名前の由来、また料理の意味のおさらい
端午の節句の料理って単品で出すような食材が多くて、料理として出すにはどうしたら良いのか大雑把な料理しかしたことがない無二ぱんだと同じような方は悩んでしまいがちですよね。
端午の節句に食べる料理は
- 鰹
- 鰤
- たけのこ
- ちまきor柏餅
「カツオは聞いた事あるけど鰤も食べるの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません、そこは地域やご家庭ごとに異なりますので祖父母やご近所の方に聞いてみて下さいね。
端午の節句の名前の由来と意味
料理の意味にも関わってきますので、まずは古い歴史の話を説明しますね。
元々、中国の陰陽五行説を由来されて、五節句と呼ばれる季節の変わり目を表す5つの年間行事がありました。
1月7日(人日)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽)がその5つに当ります。
数字を見て頂くと全て奇数だということに気づきませんか?
古来中国では奇数が合わさると陰になると思われていて、その陰を払うための行事が日本の風習と合わさり邪気を払う風習の一環として今も根付いているようです。
そこから五節句の一つにもある「端午」の端ははじまりを、午は旧暦で5月を表し二つ合わせて端午は旧暦5月の最初の日に当たること、また五節句の一つの邪気を払うことから語呂合わせで5月5日になったと言われているんですね。
では、何故こどもの日が5月5日になったのかといいますと、五節句の端午の日が
男児の節共だったから、国民の祝日として選ばれたからという説があるようです。
ここは諸説がある模様。
では次に、子供の日限定の特別メニューに関して解説していこうと思います。
意味を知ると、出すことに意義があることがわかりますよ。
またお子様に意味を話聞かせるのも良いかもしれませんね。
鰹を使う由来と料理
カツオは勝男と呼ぶことが出来るので勝つに由来され縁起が良い食べ物とされています。端午の節句に食べるのは源担ぎですね。
鰹と聞いて思い浮かぶ料理は、カツオの叩きではないでしょうか。
生姜とにんにくをたっぷり載せて醤油を垂らして食べると美味しいんですよね~。
無二ぱんだは生身のカツオの叩きはアレルギーが出ちゃいますので、カツオを食べやすい大きさに切って酒と醤油と砂糖で甘く煮詰めてご飯のお供にして頂いています。
佃煮みたいなイメージを持つと分かり易いかな。
鰤を使う由来と料理
鰤は一般的に出世魚と呼ばれているのは知っていますよね?
子供の時は、ワカシと呼ばれ、少し大きくなるとイナダ、さらに大きくなったものはワラサ、最大サイズになるとブリと成長によって呼ばれる名前が違う魚を指しています。
端午の節句は男の子を祝う行事ですので、鰤のように出世していって欲しいという縁起を担いだ意味になります。
鰤と聞いて思い浮かぶ料理は鰤の照り焼き、ブリの塩焼きとかでしょうか。
脂がのった鰤の照り焼きも甘辛くてご飯のお供に良いですし、塩焼きも甘い油と塩がこれまたご飯に合いますね。
たけのこを使う由来と料理
たけのこは5月が旬の野菜になっています。
成長が早く空に向かってぐんぐん成長する様子から、スクスク育って欲しいという願いや鰤同様に出世していって欲しいという縁起担ぎにされています。
たけのこの灰汁抜きは、米のとぎ汁を冷たい状態からたけのこと一緒に煮るだけですので面倒な事はないんですよっ。
土に埋まっているタケノコは鮮度が違いますので、そのまま生で食べても灰汁はありません。
ですので、たけのこご飯やかつお節と一緒に煮ても良いですね。
まぁ生のままから調理するのは面倒なのですでに売っている水煮を使うのが手っ取り早くて手間が省けて時短になります。
ちまきを使う意味と料理
無二ぱんだは関東なのでちまきと聞いても
「中に茶色い餅米のおこわが入っているの?」
と勝手に想像していたほど端午の節句に食べられているものだとは全く知りませんでした。
関西だけに伝わっている由来ですと、昔中国の偉い方が身を投げた日が5月5日でした。
亡くなった方を弔うために人々はちまきを投げていたのですが、当人に届くまでに悪龍が食べてしまうから食べられないようにして投げて欲しいとお願いをされます。
ちまきに巻かれている糸は、龍が嫌う5色を使っているから来ていると言われています。
それから5月5日の節句にはちまきを配布していたことが日本の5月5日にも伝達しているみたいですね。
ちまきの中に入っているのは白い餅なんですね。
柏餅を使う意味と料理
柏餅は日本で生まれた和菓子のようです。
柏の葉は、枯れても新芽が出ない限り枯れ葉は落ちない木でありそこから子孫繁栄を願い当時の時代に縁起を担ぐものとして伝えられていました。
関東にだけ何故柏餅が伝わったのかといえば、江戸を中心として武家の武士が多かったので子孫繁栄を願う柏餅が広まったようです。
関東ではスーパーではこどもの日に柏餅と草餅が出回りますが、どちらもこどもの日に買って食べる家庭が多いですね。
草餅に使われるヨモギも邪気を払う草と言われていますので、男の子の成長、健康を願っている意味が含まれています。
柏の葉は取って中の餡子餅だけ食べます。
葉で包んであるため餅の乾燥をふせぎしっとりもっちりしているのが特徴です。
その他には、出世魚と呼ばれているブリやスズキを使う地域もあるようで、
カツオのたたきが苦手な場合は、ブリやスズキを使うのも一つですね。
暦の上で提供する食材はどれも小さい子供には好き嫌いがわかれるものだと思いますし、無二ぱんだ家ではちらし寿司や赤飯を炊いて食べていたので、ご飯に食材を全て混ぜてしまえば好き嫌いなくいけますよね。
切った食材を酢をかけたご飯に混ぜる作業をお子様に手伝ってもらえば、「自分で作った料理」となりますし。
こどもの日はなぜ端午の節句といわれてるの?違いを徹底解説!あと料理の意味、知ってる?のまとめ
こどもの日を何故端午の節句というのかには、古い中国からの意味が伝わってきていることが判りました。
それぞれ別々に由来や意味を読み解いてみると、繋がっているようでバラバラな事柄を意味合いからくっつけて今風習になっているんだなぁという印象を受けますね。
武家や武士が絡んでくると端午の節句に兜を飾る理由も頷けます。
まっすぐに伸びた菖蒲の葉は根本をゴムでつけたままお湯にいれてるんですが根本がふやけて茶色くなっちゃうのがネックなんですよねぇ。
まぁ子供の日のイベントには、この年まで元気で健康で生きてくれてありがとう!という感謝を祝う日でもあると無二ぱんだは考えていますので、その子の好きな食べ物も一緒に出して子供の日という日は特別な日で楽しい!と思ってくれるのが一番嬉しいことですので、ここに挙げた食材以外にも色々使ってお子様を笑顔にできたら、万々歳!ですものね!
いずれにしても、男の子の健康を祝う伝統ある行事ですのでちまきや柏餅をお子様と一緒に食べつつこういう願いが込められているんだよ、と伝えていくのにご活用して下さいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。