ぱんだの徒然日記

無二ぱんだが料理やスイーツ、気になる事を追求していくブログ

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「この音とまれ!」を読んで思い出したこと

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4月3日まで32巻中27巻まで無料で読める漫画を読んでいる。

作品名は「この音とまれ!」漫画家さんは、アミュー。

 

発売日は2012年と古い作品でしたが、アニメ化されていたことも無二ぱんだは知りませんでした。

無料だし読んでみるか。

軽い気持ちで読み始めたのですが、青春がそこにはあって、面白くて読み進めている真っ最中でブログを書いています。

 

読んだことが無い人のためにざっくり説明すると、箏の世界のお話です。

一人だと廃部になると焦る武蔵、そこへ悪い噂が絶えない不良男子の愛(ちか)が箏部に入部。

しかし武蔵は、

「不良が箏部に入部なんて絶対に荒らされて終わりだ」

本人の言葉を一切信じず、周囲の噂話を信じて冷たい言葉を投げかけていたのです。

そんな言葉に愛(ちか)は反論することもなく

「言われたことはその通りだし、不良というレッテルを覆せるだけの資格を得るには真面目にやるだけだ」

愛(ちか)の言葉に武蔵の心が浅はかだったことを謝罪し、一緒に存続に向けて前向きに頑張っていくのです。

 

この作品の作者ご本人も箏をしていて、ご家族全員箏奏者。

母も姉も学校で箏の指導員をしている。

その世界をわかっているからこそのリアリティーが作品に描かれているんですが、これがまーえぐい。

 

お家元の家で育った子供の環境とか周囲の人間関係とか、世間体とか色々な闇を抱えながら、それでも「好きなこと」に向かって頑張る姿に、無二ぱんだ刺さりまくりで。

 

2012年から始まったこの作品、現在32巻まで出ていますが、完結していないんです。

大人買いしたい本にリストアップされました。

あ、先に無料で27巻まで読めるリンク張っておきますね。

コミックシーモアさんです。会員登録しなくても読めますのでどうぞ。

この音とまれ! 1|無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア|アミュー

続きが欲しくなったら、こちらをどうぞ。

 

 

でね、高校生といえば思春期真っ只中で、精神的に恋をしたり意見を持ち始めたり不安定な年齢であるんだけど、それって裏を返せば、確実に大人としての階段を上り始めてる証拠でもあるわけじゃないですか。

親に反抗するのも、自身の考えや思うことを持ち始めたからこそ起きる現象。

でも親の中には、子供は子供のままと捉えて言葉を投げたり態度に出たりする。

そのズレが母と子の間に生じて反発から喧嘩したり疎遠になってしまう場合もあるわけなんですが、この作品に登場する子達は全員逃げないんです。

弱さも嫉妬も嫌悪感も劣等感も、親のせいにしたり自責他責で蓋をせずに自身の感情と向き合って、素直に受け止めて関係性を透明にしようと努力してるんです。

 

それがねぇ……ぱんだに刺さる刺さる。

 

親が子を思って吐く言葉には、親の気持ち本心が欠けていることが多いです。

だから、親が叱る本心が子に伝わることがなくてすれ違うんですけど。

コミックを読んでて、ぱんだが幼少期に母から言われた言葉が棘となってまだ刺さったままなんだなぁ……としんみりしちゃったのです。

 

「あなたはもっと出来るはず」

「こんなレベルはとっくに超えてるはずなのに、なんでもっと真剣にやらないの」

「ほかの子に負けちゃダメ。他の子はもっと頑張ってるのよ」

 

幼少期にぱんだがテストを取ってきて母に見せた時に言われ続けた呪いの言葉。

今は母の背景に背負っていた感情が理解できますが、それと呪いの言葉は別問題で、解呪が難しいんですよねぇ。

 

ぱんだと同じように言われ続け心に呪いが掛かった子供は、親や友人の前で弱音を吐かなくなります。

弱音を伝えたところで、その本心が親に伝わることは無いんだ、と思い込むから。

そう、思い込むんですよ。

子どもが親に伝える弱音もまた、本当の気持ちや感情を言葉にしないから、言葉足らずのまま親に伝わるので、ズレが生じるんです。

 

大人になってから、言葉で関係性をクリアにすることは可能です。

でもね、呪いや棘は、時間の経過ではどうにかなるもんじゃなくて、早ければ早いほど呪いや棘が太く分厚くならなくて解呪できると思う。

 

家柄だったり家族間の問題を時間をかけずに解呪できている武蔵や愛(ちか)がすごく眩しく見えています。

ぱんだが出来なかった、しようとせず逃げていた本当にやりたかった願っていたことが出来てて羨ましいなぁ、素晴らしいなぁと号泣です。

 

少々重い話になっちゃいましたが、「この音とまれ!」には、眩しくてキラキラした部分もたくさん載っています。

箏って女性が弾くもんじゃないの?そんな偏見も作品内には描かれています。

 

では改めて。「この音とまれ!」著作アミュー。出版社ジャンプスクエア。少年漫画

2025年4月3日まで32巻中27巻まで無料です。

この音とまれ! 1|無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア|アミュー

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。