少し前からSNSで大問題となっている高知で起きたこと。
知らない人や面倒な話には首を突っ込みたくない人は、読まなくて良いです。
あ、嘘です。今回はこちらの話には触れません。
ぱんだの田舎の話に触れます。
一部のSNSの声では、地域おこし協力隊なんて団体は不要なのではないか?といった問題提起が出てるんですが、田舎全体すべてのところがそういった訳では決してありません。
ぱんだが生まれた場所は、秋田県大館市比内町〇〇というところで、最寄り駅はハチ公の舞台となった秋田県大館市、比内町は比内地鶏で全国的に有名になった場所になります。
大館市は観光にもなっているのですが、一歩町の中へ入ってしまえば、そこはもう活気があるお店はシャッターが降り、若者のお店がなくコンビニも19時で閉店、朝は8時くらいから腰の曲がったエプロンをつけたおばあちゃんが椅子に座りながら雑多店をやっていて、お店の横は田んぼばかり、田んぼの端にはお墓が数個並びお彼岸のときはカラスが大量に群がっている。そんな場所が多いのではないでしょうか。
夜の自販機には蛾やよく分からない虫が大量にくっついている(LEDに虫は反応しないので新しいのであれば群がりません)
都市部から見ると活気がない村。
横溝正史の金田一耕助シリーズに登場する犬神家の一族や八つ墓村のような田舎が、現在も全国に嘘のようにたくさん存在しています。
そこに生まれた時から住んでいる人にとっては、活気がなくても日々の暮らしを丁寧にしているだけに満足しているか?といえば、嘘になると思います。
やらないのは、知恵がなくどう行動していいか分からないから。
そんな集落に、リーダーとなって知恵や知識を携えて、集落の問題点を挙げて村人たちに日々を楽しく過ごして貰いたい、生活費、村の資金が潤うようになって欲しいと動いている団体が「地域おこし協力隊」です。
ぱんだの生まれた育った村にも地域おこし協力隊の方が入り、地元青年団の団長を務めていた親戚が地域おこし協力隊の方と一緒にお酒を飲んでいる写真やゲートボールを一緒にやっている写真を叔母さんが楽しそうに話していた思い出があります。
当時、村に着任しどういった活動を行っていたかは報告する義務があったようで
役目を終えた後の地域おこし協力隊のpdfが残っていましたので、そちらを貼っておきます。
20ページと長く個人名も出ていて取り上げるべきか悩むところではありますが、このpdf内に登場する林隊員、ぱんだの親戚が大変お世話になりました。
ものすごくいい青年だから、あんたの婿にどうか?と夏休みに帰省した際に言われるぐらい村に溶け込んでいました。
林隊員は地域おこし協力隊としてブログで日々の活動をあげていて、当時おばちゃんからブログがあるから、あんた興味あるなら読んでみてよ。すっごく頑張って色々やってくれてる人なんだから!
プッシュプッシュ倍プッシュされまくった記憶があります。
一度も会ったことが無いんですけどね!!
地域おこし協力隊に向いている人
・産まれ育った村はすでに無いけれど、過疎化した村に活気を戻したい
・おじいちゃん子おばあちゃん子だったし、何かと構ってもらえるの嬉しい
・米が産地だと日本酒が美味しい、何かというとお酒が飲める環境最高
・休みの日に田舎は何したらいいか判らないまま時間が過ぎるのは嫌だ!田舎ならではの遊びがしたい!
・都会では見かけない大きさの虫を見ても平気
・週休二日制?それって何?っていうぐらい、住民たちと日々お酒を飲んだり会話をしたりイベントがあれば積極的に参加できる
・買い物へ行くのに車を出して欲しいと言われたら、いやな顔をせず買い物に付き合える
集落は家と家が離れているとはいえ、10個ぐらいしか家が建っていない場所もあるんですよ。
そうすると、嫌でも行動は筒抜けにならざる得ない。
一家に一台じゃなく一人一台の車社会なら、隣の家で5台車が止まってたのが1台無かったら今家には4人しか居ないんだなと無意識に思いつく。
無意識だから、会話の話題にも無意識に上がる。
そういう環境が監視されているみたいで嫌だという人は、向いていませんが、上記に当てたようなどっぷり地域の人と美味しいものを食べて飲んで、おじいちゃんおばあちゃん達と一緒に何かやろう!と企画を練り練りする工程が楽しいと感じられるのであれば、「地域おこし協力隊」に向いていると思います。
もし、人生に意味を見出せずに日々を生きているという方や秋田県大館市の地域おこし協力隊の報告書を読んで興味を持った方は、地域おこし協力隊の公式ホームページを是非ご覧くださいませ。
地域おこし協力隊の公式ホームページはこちら>>>地域おこし協力隊/ニッポン移住・交流ナビ JOIN
林隊員が秋田を離れる時は、本当に寂しくて誰かと結婚してずっとここにいてくれたらどんなにいいか……徳島へ旅立った後にも親戚や住民たちから聞いているので、「田舎だから」ではなく、個々の人間性の問題だけだと思います。
全員が全員良い人な訳はないので、その場合でも周囲の人に相談ができる環境を整えて、困ったことが起きれば話し合いの場がすぐに開けるようにすることが重要ではないでしょうか。
これは田舎に限った問題ではなく、どこにでも発生する問題ですしね。
観光地、観光客として行く田舎と移り住み観光客を迎え入れる田舎では、立ち位置が異なりますので、心構えや自覚をもって取り組んでって欲しいです。
ということで。
田舎や地域おこし協力隊って悪いもんじゃないよ、というお話でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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