ぱんだの徒然日記

無二ぱんだが料理やスイーツ、気になる事を追求していくブログ

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小指に第四関節があると……という夢の話

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夢の内容がものすごく変で会話が続いていたので、今日は健忘禄として書き残すことにします。

 

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夢にでてくる登場人物紹介

 

カップル

30代くらいの男性

60代くらいの男性2人

江戸時代に出てくるような袴を着た60代の男、

小柄な女

姫様と呼ばれる私

 

 

 

<夢の内容>

どこかの山の湿原地帯をハイキングしている光景がでてきました。

天気は青空のような雲がでているような…よくわかりません。

 

先頭を歩くのはカップル、続いて60代の男性2人、その次に30代の男性、最後尾に私。

このグループはそれぞれ単身で来ているという感じ。

 

湿原地帯の道の下は水がながれていて、すごく透明でキレイ。

水草がサヤサヤと揺らいでいました。

(イメージとしては、志賀高原の湿原地帯のような

 

水草がキレイだとしゃがんで眺めていると、先頭を歩く人達がなにやら会話をしだしました。それがなんだかすごく盛り上がっている。

賑やかなことはいいけど、興味がないな……。

私はその輪に入ることはせず、水草の揺らぎに視線を戻し眺めていました。

 

数分立ったでしょうか。ふと横に人の気配がします。

見ると人の足。そのまま視線を上へ向けると、30代の男性が声をかけてきました。

 

「なぁ、あんたの指、みせてくれねぇ?今さこの人たちと話してたんだけど、小指に第四関節があると呪術師の家系だったり人を呪ったり殺めたりする人が多かったんだって。俺らの見たんだけど、やっぱりというか当然というか無かったんだわ。でさ、あと一人残ってたのに気づいてきてみたわけ。な、な、見るだけだからさ」

 

第四の関節があると忌み嫌われるなんて、そんな迷信じみた話、どっからきたんだろ。

話の内容になんてこれっぽっちも興味がないが、この場を切り上げるには見せない訳にはいかないな…。

 

私は無言で男に手を差し出した。

何かを数えるかのように指を一本ずつ丹念に見ていたかと思うと、突然声を荒げた。

 

「まじかよ……こいつ小指に第四関節あるわ」

 

男性の声に他の4人が私の手に集まった。

 

「えぇ~そんな話ほんとうにぃ?だってあったら呪術師の家系とかなんでしょー?ならこの女性に呪われちゃったりするの~?」

「あの話って本当にあったことだったの?ちょっと信じられないな……呪術師の家系というのも本当にあるのか信じがたいな」

カップルは元々の話を信じてはいないようで、さほど驚いてはいない。

 

「こ、これは……お知らせしないと」

「あ、あぁ……不吉なことが起きる前にやっておかないと」

胡散臭い話を信じ切っているのか知らないが、60代男性2人は何やらどこかに連絡をしなきゃいけないらしい。第四関節がある人が見つかっただけで?大変だね。

 

「な、なぁ。この話は友人から聞いた都市伝説的なもんだと思ってたんだけど違うのか??ふつーの反応ならカップルのようになると思うんだけど、おっさん達の言葉、なんだよ。連絡するって。この女の指に第四関節があるのが見つかっただけじゃん。

なんでそんなに真剣に話し合ってるんだよ!!」

 

自分で話しておいて、実際にあったことのようになった途端、急に怯え始めるの。

この男の方こそなんなんだろう。

 

日が暮れる前に帰りたいので、この人たちの会話を無視して歩き始めると、他の人達も独り言のようにぶつぶつ何かをいいながら歩き始めた。

 

 

 

やっと下山か。

私は一人トイレに行きたくなり、木造の家のトイレを貸してもらう。

 

この木造の家の作りは、時代劇に登場するような間取りで、トイレは厠だったのが印象的。

 

トイレで用を足していると、ドアをノックすることもなく小柄な女が入ってきた。

 

え?ちょ、ちょっとまってよ。まだ終わってもいないのに。

焦る私に女は言った。

 

「ご安心下さい。今ここにいるのは私だけ。他の者は誰も派遣されてきてはいません。此度のことを任されたのは、私だけでございます」

 

何をいっているのかさっぱりわからない。

用を足してしゃがんでいる私と厠からちょっと離れた場所でひざまついてる女。

なんの罰ゲームだ。

急いで整えると、女へ向きを変え質問をすることにした。

 

「ねぇ、さっきから意味不明なことばかりなんだけど。そもそもあなたは誰?派遣されたってどこから?任されたって何を?」

 

「姫様が不安に思うことは当然でございます。順を追って説明いたしますと、私はとある村より小指に第四関節がある女を始末してくるよう指令をうけ、ここにきました。私どもの村には歴代家長がおりまして、第四関節がある者によって数々の不幸にあってきた経緯があります。これ以上黙っておくわけにはいかず、見つけ次第屠る暗殺部隊を作ったのです。その一人が私でございます。姫様には、小指の関節を一つ外していただくだけで命は取りません。まぁ……私どもと一切関りを持たなければ……の話ですがね」

 

物凄い速さで説明しながら、なぜか私に近づいてくる女。こわすぎる。

女の視線の先は私の小指。この女、やる気だ。

なんとか時間を稼ごうと、近づいてくる女に再度質問する。

 

「初対面の女性にいきなりそんなことを言われてもさー、やっぱり怖いじゃない?

関節を一つ取るって痛いの?あと私を姫様って呼んでるけど姫様なんて身分はないんだけど、誰かと勘違いしてるんじゃない?」

 

小指から視線をそらし私の方を見て女は答えた。

 

「いえ、姫様は姫様です。覚えておられないかもしれませんが、過去姫様は私どもの村の姫様であったことがあります。過去も現世も未来も、姫様はずっと姫様だけです。それと関節を取るのは痛いですが一瞬です。取った後は覚醒するかもしれませんので頭痛がするぐらいですね」

 

過去やら現世やら未来やら、姫様はタイムスリップでもする人物なのだろうか。

関節を取るのも痛いがその後に覚醒するかもしれないって何??

時間を稼ぐつもりで投げかけた質問により私が考える羽目になってしまった。

 

その間にジリジリと近づいてくる女。

 

魂だけがずっと同じってこと??そんな胡散臭い話があるのだろうか。いやでも目の前に真顔で話す女がいるしなー。ぐちゃぐちゃになった思考を整理したくてあれこれ考えていると、女の顔が目の前まできていた。

 

「うわぁっ。ちょ、近いって」

 

びっくりして勢い余って女をどついてしまった。

が、女はそれを避けると「元気があってよろしいですね」にっこり微笑むと私の手首をつかんだ。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

わけもわからない恐怖で思いっきり叫ぶと、手首をつかんだ女の動きが止まった。

 

関節とるのやめてくれた…のかな。おそるおそる女を見ると、視線が定まらずに何やら独り言をつぶやいている。

 

「……家長さま!え、なぜ、どうして姫様をかばうのですか?!家長さまは過去にそれは恐ろしい有様になってきたではありませんか。屠るように部隊を作ったのも家長さまや村の皆を護るため。なのに、なぜ姫様をかばうのですか??呪い……私が何もせずに村へ帰ったら私の身が……、いやでも家長さまがかばう以上私ひとりの判断では無理だ……」

 

私には家長さまとやらはさっぱり見えないなんだけど、どうやらこの女の目の前に現れているらしい。しかも私を守っている。なんか知らないけどラッキーだ。

 

「姫様、申し訳ございません。此度の事、私ひとりの一任でどうにかできることの範疇を超えてしまいました。村に戻り、家長のことを話した上でどうするかを決めたいと思います。もし覚醒しましたら村を守る力を持っていると家長さまよりお聞きしましたので、それまで姫様の命を見守らせていただきますね」

 

なんだか良く判らないけど、痛くすることも関節が取られることからも回避できたようで良かった。

 

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ほっと安堵した気持ちになったところで、目が覚めました。

なんちゅー夢をみえてるんだ、と思ったので書き殴り。

会話なんてよく覚えてるな、と思われるかもしれません。

 

夢の中での自分はそこにいることが当たり前で、些細な雑談をしていてその日にあった出来事の一つ、ぐらいの感覚なのです。

しいていうなら、今日一緒に遊んだ人がこういう話をしてて~と話をしている記憶と内容が思い出して浮かんでくる、そんな感じ。

 

小指に第四関節があると何かあるんでしょうかね。

ぱんだの今朝見た夢でした。

 

 

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ではまた。