ぱんだの徒然日記

無二ぱんだが料理やスイーツ、気になる事を追求していくブログ

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新海誠監督の作品、それぞれの内容をおおざっぱに語ります。

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新海誠監督といえば、若者の世代から人気になった「君の名は。」が有名ですが、30代40代の世代からいえば「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」から知っている方も多いのではないでしょうか。

 

最新作「すずめの戸締り」が公開され、次回最新作が登場するたびに過去作が放送されますが、深夜放送だったり視聴率が稼げそうな作品ばかりが流れてる、そんな印象を受けるのはぱんだだけではないはず。

 

先日「天気の子」のTV放送を見た感想もかねて「ほしのこえ」から作品を見ているぱんだが独自の解釈で見どころとレビューを語ろうと思います。

他の人と似たり寄ったりな部分があるかもしれないですけどね、そこはご愛敬ということで。

 

 

ほしのこえ

新海誠監督が個人HPで制作過程を随時載せて、映画一本まるごと全て一人で作った1本目の作品。キャラクターの声も監督自身が行っています。

 

地球を守るために宇宙で戦闘を続ける少女と少年の淡い恋物語。

25分の短編映画なんですが、二人の心情やストーリーがぎゅーーっと詰まっていて見ごたえがあり、見終わった後に切なくなります。ハッピーエンドならず。

 

そうそう、余談ですが、この作品から天気の子まで監督の作品に登場する女性たちはみな気丈な子が多く、長女気質で甘え下手が多いのが特徴的に感じます。

一方男性陣は、感情に鈍感で優柔不断、最後の最後にうじうじとした自分を追い込んで、爆発→行動に移す……というちょっと頼りない性格の子が多いように感じます。

 

現実世界なら間違いなく好きな子にずっと片思いのまま、やっとのことで勇気を振り絞って告白するも、相手は結婚してるか彼氏恋人がいるパターンだと思うので、登場する男性を理想としない方が良いかも。

 

ほしのこえが上映されたのは2002年。

同じ年に上映された映画は、ジブリの猫の恩返し、ポケモンだとラティアス編と、作画とCGアニメーションをうまく融合されて映像として違和感なく見せれるか?格闘していた時期だったので、そこに全編CGアニメで登場した時は映像の鮮明さ、演出、音楽、すべてがキラキラしていて目立ってたように感じます。25分すべてがイイ。

 

雲の向こう、約束の場所

2本目劇場版長編アニメーション作品。

この作品からキャラクターに声優さんが起用され、一部監督以外の方が関わり、ひそかに監督個人のサイトでブログ記事を読んでいたぱんだは立派になって(泣)妙な親心で感動したのを覚えています。

 

こちらの作品も宇宙もの。戦闘シーンも登場しますが、どちらかというと男女の3角関係とSFファンタジーがメイン。登場人物の背景がしっかり描かれておらず、場面展開や小物にヒントが散りばめられているので、ちょっと見逃すと意味不明、ストーリーに逃げられます。

1度見て内容把握するには、くまなく映像内のヒント、セリフをじっくり観察していくことが重要です。

 

こちらの作品、みんな幸せ!ハッピーハッピー!にはなりません。

 

秒速センチメートル

 

3本目の劇場版長編アニメーション作品。

パッケージでパッとみて印象に残る、予告編でピアノの旋律と桜の映像に目を奪われた方もいるのではないでしょうか。

主題曲に山崎まさよし氏の「One more time, One more chance」が起用。

 

淡い思春期に男女の関係になった時の彼女が忘れられずに成人後までずっと彼女の影を引きずるウジウジ男性の心情を3部作で描いています。

桜が舞い地面に落ちるまでの5秒間で女性は心が移り変わる時がある、そんな描写を桜で表現しています。映像と映像の空気感というか、間が物語ってる感じ。

 

歌の歌詞が、主人公の心をずばり表している。なんだろうな~「初恋」というキャッチフレーズが似合いそう。

キーポイントは、桜の花びらが散る速度

 

星を追う子ども

4本目の劇場版長編アニメーション作品。

ぱんだはこちらのアニメは興味がわかなくて、見ていません。

といいますのは、新海誠監督が好きなファンの方達からの批判が多くて、賛否両論が出た作品というのと、この映画が出た2010年が単純に忙しかったせいもあるかも。

 

予告編の映像を見ると、世界名作劇場の画風とジブリっぽい感じを受けたのですが、監督本人がジブリを意図的に意識して作った、とおっしゃっているので、まぁそうなんでしょう。

監督がインタビューで意図的に作ったとおっしゃっている内容はこちら>>>

星を追う子どもは、ジブリに影響を受けたか? - 新海誠インタビュー【あにこれβ】

 

 

言の葉の庭

5本目の劇場版長編アニメーション作品。高校男子と訳アリ学校教師の恋愛ストーリー。

主人公とヒロインが初めて会う場面が雨が滴る公園だったので、この作品の男女間の距離や心情は、雨の降る勢いや風の強弱で表現されているのが特徴的です。

ざぁざぁと嵐の時は、心の気持ちがかき乱される、ぐちゃぐちゃになっている気持ちを現わしていたりといった具合。

 

訳アリ学校教師と言いましたが、終盤まで主人公と学校で会うことは無いので、教師と恋愛模様を描くメイン場面は雨の日の公園でのやり取りのみで、主人公が取り巻く環境に重点が置かれています。

 

二人とも言葉少なめ、ナレーションも少なめなんですが、雨での描写がキレイで切なくてぱんだが一番好きな作品でもあります。

ファンタジー要素は皆無、リアルな風刺描写があります。現代の教師が体験するかもしれない問題が取り入れられています。

キーポイントは主人公が授業で習う万葉集。

 

君の名は。

6本目の劇場長編アニメーション作品。

何度もテレビで再放送されている一番人気が出た映画といっても過言ではないでしょう。

タイムトラベラーと不思議な力を持つ巫女の家系のヒロインと縁で繋がった主人公の純愛ファンタジー。

 

過去作では天気や何かの描写で心情を表現する手法が使われていましたが、こちらはそういった描写は無し。

言の葉の庭に続き、主人公が住んでいる町が東京都新宿区なので、新宿代々木公園あたりのビルが描かれており、山手線や総武線から見たことある風景が登場します。

 

キーポイントは、紐、主人公が学校で習う万葉集の言葉。

 

天気の子

7本目の劇場長編アニメーション作品。

離島から家出をしてきた主人公と太陽と雨の天気を操る力をもった少女の恋愛ファンタジー。

前作「君の名は。」の主人公とヒロインが住む場所でもあります。

 

君の名は。で疲れてしまったのか、主人公の背景や生い立ちの描写は皆無。

ヒロインの背景が後半で少し描かれる感じ。

 

初期の頃に登場する新海誠監督といえば、こういう男だよね!と言わんばかりのうじうじ少年。ヒロインは育った環境が環境のせいか、長女気質、甘え下手。

よくいえば純情、悪くいえば田舎の何もない刺激が無い日常に嫌気がさして都会へ後先考えずに飛び出してきて周囲を巻き込む迷惑系男子15歳。

 

君の名は。でハッピーエンドを迎えた反動か、こちらは何一つ報われない。

二人の気持ちだけがハッピーであり、大きな視野で見れば、異常気象で一度も晴れた日が来ない世界となっている。

 

キーポイントは行動の選択、雨の描写。

 

すずめの戸締り

8本目の劇場版長編アニメーション作品。

予告編を見た感じだと、恋愛ファンタジー。

ジブリ作品、魔女の宅急便に影響を受けて作ったと監督がおっしゃっているので、猫が登場し魔法のようなものが登場するのでは?と予測。

 

こちらは見終わり次第追記します。

 

新海誠監督作品、それぞれの作品の内容をおおざっぱに語ります。まとめ

登場する男性陣がいわゆる草食系男子、または優柔不断、行動するのに今一歩勇気や自信が持てない子が多く、女性陣は気丈、長女気質、甘え下手のパターンが多いですので、苦手なタイプだと、見ていてイライラするかもしれません。

 

「君の名は。」の長編アニメーションのストーリーがしっかりしすぎたせいで、他の作品がぼやけますが、新海誠といえば映像とアニメーションの表現とキレイさ、雨や風、草木や天候の強弱で人の気持ちを表現するのを感じるのが、この監督が作る映画の楽しみ方だとぱんだは思っているので、キーポイントに注目して楽しんでほしいです。

 

まー、「天気の子」は「君の名は。」で大変な目にあったはずなのに、迷惑系男子と少女のせいで大変な目にあって、君ら散々やな、と突っ込まずにはいられない。

 

今なら、サイトの右横にあるU-NEXTに登録することで、新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」の本編冒頭12分が視聴可能。

 

 

一部ネタバレになっていますが、ざっくりとした感想となっていますので、キーとなる道具や物の意味を考えて推理していくと、話がすんなり入っていくと思いますので、まだ見ていない、何から見ようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

ではまた。