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牛乳が余っているという話から毎日牛乳を使った飲み物を飲み続けている無二ぱんだです。牛乳単体は苦手なんですけどね。
インスタントコーヒーに牛乳を1:1の割合にしたり紅茶に入れたり、サントリーフーズから出ているボスカフェベース焦がしキャラメルなどのカフェベースに入れて飲んだりする日課がリラックスタイムにおける必須アイテムだったのですが、ここでぱんだ、閃いちゃったのです。
タンパク質を料理として取り入れるの結構大変だから、毎日飲んでいる牛乳にタンパク質入ってるのいれたら最強じゃない?
そんなひらめきから始まり見つけた牛乳が、あんな恐ろしいことになるとは思いもしませんでした。
タイトル回収です。
- 森永 高たんぱく牛乳でおきた悲劇
- 普段飲んでいる牛乳
- 高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの原材料
- 高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの加工乳と牛乳に含まれる成分の違い
- 下痢にならないようにする対策
- 高タンパク質を含んだ加工乳を飲んだら下痢になったので原因を追究してみた まとめ
森永 高たんぱく牛乳でおきた悲劇
こちらの商品、コップ一杯200ml飲んだときに取れる成分が記載されています。
たんぱく質10.3g、脂質0.3g、炭水化物15.1g、食塩相当量0.28g、カルシウム368mg。
一日にコップ6杯分ほど何かしらで牛乳を使った飲み物を飲んでいるので、これなら楽ちん!そう思い、サントリーフーズのカフェベースから焦がしキャラメルにこちらの牛乳を1:1で割ってコップに注いで相方と一緒に飲んだらですね、身体に異常が発生しました。
ぱんだは吐き気を催し、ずーっと気持ち悪さが続き、相方は飲んで数時間後、ひたすら下痢。飲んだ日が夜だったため、下痢は朝まで何度もトイレへ行く羽目になる散々たる結果に。
さて、ここで一つ疑問が生じます。
普段飲んでいる牛乳や豆乳では全く吐き気や下痢は起きないのに、なぜこれを飲んだら起きたのか?
ということで掘り下げていきます。
普段飲んでいる牛乳
イオントップバリュー北海道牛乳生乳100%使用 牛乳 と キッコーマン豆乳飲料バナナ。豆乳飲料バナナを相方は1日1本欠かさず飲んでいます。
他にヨーグルトも時々食べたりしています。
お腹が下る原因を探すとホエイが入っているからとか乳糖不耐症が~と出てきましたが、牛乳&豆乳は毎日摂取しているのでそこの懸念は外し、原材料から見てみることにしました。
高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの原材料
まず、高たんぱく牛乳の方から。
原材料を見ると「脱脂濃縮乳」と「脱脂粉乳」で作られていることが判ります。
脱脂濃縮乳とはなんぞや?と思ったので、検索してみたら、厚生労働省のpdfに記載が。詳しく知りたい人はこちらをどうぞ>>>脱脂濃縮乳とは?
ざっくり説明すると、生の牛乳から脂肪分を分離させて水分を抜いて濃縮させたものを指しているようです。
また脱脂濃縮乳を乾燥させて粉末状のものが、脱脂粉乳(通称スキムミルク)
厚生労働省のpdfの5つ目に目を通していくと記載されているのですが、ざっくり説明すると、乳または乳製品には成分、製造方法、保存において、
無脂乳固形分と乳脂肪分が○○%以上あれば、その商品は「〇〇」である。
という規格基準があるようです。
なので、無脂乳固形分が18.5%以上であれば「脱脂濃縮乳」、無脂乳固形分が8%以上あれば、「加工乳」である、という事になります。
それぞれの規格基準に興味があるかたはこちらをどうぞ>>>大阪検疫所食品鑑識科課
で、無脂乳固形分が8%以上であれば、その製品はすべて「加工乳」に分類される。
高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの加工乳の無脂乳固形分は13.0%で、脱脂濃縮乳の規格18.5%を超えていないので、加工乳に分類されることになります。
余談①生乳(牛乳)と加工乳の見分け方として、目が見えない方向けに商品の賞味期限記載の上部分が少し削られていれば、生乳(牛乳)である目印があるので、パッと見で判断したいならここを確認するのもあり。(画像参照)
だんだん怪しくなってきた加工乳…乳糖…うっ頭がっ。
ここで加工乳の高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロと牛乳の成分の違いを見ていくしかないな、と思ったので、次に進みます。
高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの加工乳と牛乳に含まれる成分の違い
高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの無脂乳固形分は13.0%、乳脂肪分は0.2%
生乳(牛乳)は、無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分は3.0%以上となっています。
そもそも「牛乳」は、87.4%の水分と12.6%の乳固形分(無脂乳固形分8.8%と乳脂肪分3.8%)で形成されており、
無脂乳固形分8.8%には、牛乳から乳脂肪分を抜いた炭水化物(4.8%)やタンパク質(3.3%)、カルシウム(0.7%)などを指しているんですが、ここで頭の隅に追いやっていた乳糖は、牛乳の無脂乳固形分内の炭水化物を指した言葉でした!日本乳業協会参照
で、ですね……牛乳と母乳を原材料に使用した場合に入っている炭水化物=乳糖であるとわかったところで、加工乳の原材料を思い出して下さい。
加工乳の原材料は「脱脂濃縮乳」と「脱脂粉乳(通称スキムミルク)」で作られており、生乳(牛乳)から乳脂肪分を取り除いた牛乳に、脱脂粉乳(通称スキムミルク)を加えた加工乳であり、取り除いた牛乳の乳糖+脱脂粉乳に含まれる乳糖と2重の乳糖が入っていることが判明します(多少微調整はしていると思いますが)
よって、最初の高たんぱく高カルシウム脂肪ゼロの加工乳の画像を見ると、栄養成分表示に記載されている、牛乳200mlに含まれる炭水化物は15.1g、すなわち乳糖の量だとわかるわけです。
ここで一つ疑問が浮上しました。
乳糖を多く取るとお腹を壊す人って、そもそも牛乳単体がダメじゃなかった?
加工乳に含まれている乳糖は15.1gが、そもそも普段割って飲んでる牛乳と豆乳で違いはあるんだろうか?
ということで、加工乳と普段使っている牛乳、そして1日1本欠かさず飲んでいる豆乳の成分を載せてみました。
炭水化物の量を見ると、左加工乳が15.1g、真ん中牛乳が10.2g、豆乳はそもそも生乳ではなく乳糖が含まれていないので、左と中央だけでみると、たいして差が無いことがわかりました。
乳糖を多く含む商品がダメなら、豆乳バナナなんて飲めなくない??
余談②生乳や生乳に含まれる乳脂肪分を使って作られ乳脂肪分が18%以上あったものだけのクリームが「生クリーム」と記載することを許されており、生乳や牛乳以外の植物性油(コーン油、大豆油など)に乳化剤を加えたクリームは「ホイップクリーム」「フレッシュクリーム」と記載されています。
ということで乳糖が悪いと一概にいえないことがわかりました。
バニラアイスにも乳糖は含まれているんですけど、バニラアイス大好きですし。
食べてお腹下るなんてことは、食べすぎてお腹が冷えたときくらいしか下りません。
色々と原因を考えてきましたが、あとはもうスーパーでの保存状態が良くなくて、たまたま飲んで当たってしまったか、カルシウムの取りすぎぐらいしか思い当たらないんですよねぇ。
一応記載しておくと、牛乳とスキムミルクの栄養素の比較表がこちらのサイトにありましたので、見たい方はどうぞ>>>脱脂粉乳とはどういうものですか? | 乳と乳製品のQ&A | 一般社団法人日本乳業協会
下痢にならないようにする対策
スキムミルクを使った粉末状のココアなどもお湯で溶かして飲んで平気だったりしていたので、こればかりはもうこの商品を買わないようにするしか方法がありませんでした。
何がダメで何がイケるのかは、少量の商品を実際に試していくしか方法が無いのかもしれません。
高タンパク質を含んだ加工乳を飲んだら下痢になったので原因を追究してみた まとめ
色々と牛乳と加工乳の違いなど調べてみたら奥が深くて大変だったんですが、へーーそうなんだ!学べる知識が増えて良かったんじゃないかと思うことにしました。
こういう場合もあるんだな……といい勉強になりました(泣)
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