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10月22日、日テレより夜の22時30分からセクシー田中さん 著者芦原妃名子さんの原作コミックがドラマ化しました。
2話は原作に登場するキャラクター達の取り巻く環境や性格をメインに紹介した感じで、コミックでいうと2巻の114ページから2巻の一部を切り取った内容でした。
今日はドラマを見たアラフォー主婦の無二ぱんだが思ったこと、感じたことをつらつらと書きなぐっていきます。
第二回放送分は10月29日(日)
1週間までは、こちらから無料で視聴可能です。
見逃したかたはどうぞ>>>TVer セクシー田中さん第二話 見逃し配信
セクシー田中さん 2話のポイント
2話の注目すべポイント
36歳銀行員で一見好青年に見えるチョロ野(笙野)になぜ彼女ができないのか?過去の女性を自宅に招いたときに起きた事件と、チョロ野の凝り固まった偏見と思考、外見だけで人を判断する性格を出しつつ、現代にも一部のファンから寄せられる「お気持ちメール」と呼ばれるものを痛いおじさん視点で描いている点に詰まっていると感じました。
チョロ野の失礼すぎる発言2点
発言1
サヴァランでチョロ野が田中さんのベリーダンスを見終わった後の
「あんたいくつだよ!なんて恰好してるんだ!痛々しい!!!」 というすべての女子を敵に回しそうな失礼すぎる言葉
発言2
ベリーダンスをする田中さんに、サヴァランでの発言を謝罪しつつも、
「なんでベリーダンスなんですか?流行りのあれでしょ、自己実現。自分探し?ハッ、わからんでもないですが自分を表現したいなら、もっと他に色々あるじゃないですか。日本人なら日本舞踊とか扇舞とか……日本人なんですし。慎み深さとか奥ゆかしさとか、日本人には日本人の体型や精神を輝かせる場所があると思うのに。あんな衣装着て、男に媚び売って、わざわざ私はふしだらです、誤解してくださいと言っているようなもんですよ!!もったいないと思います!!!」
この発言1と2ですね。
発言1に対しての感想
失礼すぎると倉橋さんは怒りが収まらないですが、田中さんは「色々な意見があっていいと思う」とチョロ野から面と向かって失礼な発言をいわれても怒らないんですよね。
もっと怒ってもいいのに!って倉橋さんは怒り心頭していますが、田中さんが怒らないのは、そう思う人がいてもおかしくない、ベリーダンスに限らずその人が良いと思ってやっていることに正解は無いのだから、その人の好きなようにしたら良い。という考え方が、チョロ野の発言にも該当してるんですよね。
自分が好きでやっているのだから、周りがどう言おうがそれはそれ、これはこれ。と割切れているし、色々な意見が出てもいいと肯定的に捉えてるからチョロ野の発言を「女性に対して」失礼な発言だとは思ってない、というのがなんとも言えない。
倉橋さんが怒っている視点は、ある意味で女性性に対しての差別になっているような感じがするのもなんとも。
というのも、田中さんは女性に対してプライドを持っていない、倉橋さんは男性女性の2極で女性の若さや外見を武器にしてきたのもあってプライドを持っている。
だからチョロ野の発言は、女性のプライドを傷つける発言だと捉えているから、怒っている。
今の性別に関して誇張したり問題提起してる現状にも通じるものがありますが、言葉のどこに焦点を当てているかによって、怒るポイントは違うんだ、という点が興味深いところです。
またシーンを細かく見ていると、彼女を実家に招き入れてからの回想シーンで彼女がチェックしてるポイントに効果音(鐘の音っぽい)が入ってるんですよ。
このチェックポイントは、実際に彼女が相手の家に結婚を視野にいれている状態で行ったときに気になる部分になっているのがポイント高い。
もし判らない方がいたら、こういう場合はどうするのが正解だったのかをぱんだ視点で答えていくとすると、
玄関にきたときは両親ともに顔を出す、または顔を出せないなら出せないでフォローをする。
食事のシーンでは、父親を注意しお母さんに取りにいかせずに、息子であるチョロ野が取りに行く、または、父親を注意して父親自身に取りに行かせる、母親を立ち上がらせない、が正解でしょうね……。
家に彼女を招き入れたのが間違いだったんじゃ?って思うかもしれませんが、それなら婚約をして両親の顔合わせをした後に婚約解消になると思うので、遅かれ早かれ決別になるでしょうね。
また母親があれこれやっていることに、父親が一切お礼を言っていない、その行為が当たり前となっていることも度がしがたいポイントですね。
チョロ野もまたそんな両親の光景が当たり前となっていて、おかしいと気づかず、父親が一番上の亭主関白状態をよしとしている状態なので、彼女からしてみたら、自分もチョロ野の母親と同じ状況化に置かれるのが目に見えるので、結婚相手に選ばなかったのだろうと思われます。
それと、気づきました?
チョロ野が小西へ言っている理想としている結婚相手に望む外見や行動、まんまチョロ野の実家の母親だということに。
2話で判明することは、チョロ野の田中さんへの失礼すぎる発言の数々、女性への偏見、思想が全部父親の受け入りっぽい点。
女性に馬鹿にされた、二股をかけられた、と相手の女性を責める発言をしていますが、理想とする女性像と実際に好きになる女性は、中身が真逆の人ばかり選んでいるじゃないですか。
ぱんだの憶測ですが、チョロ野の家って実は異性関係が凄く厳しくて父親の意見は絶対、反論できない状況で育ってきたんじゃないかなぁ~。
女性に対しての理想とかは、全部父親がチョロ野にと言い聞かせてる言葉で、チョロ野自身がきちんと本音と向き合って描く理想的な女性像と違う気がするんです。
チョロ野自身、自覚してなくて無自覚だから、口で言ってる理想的な女性と実際に好きになる女性の落差が激しいおかしいのに気づいていない。
そう考えるとですね、発言2でチョロ野が田中さんへ伝えてる内容って、中身が無いと思いません?全部受け売りっぽくないです?
36歳にしては、思考が昭和中期の男性……60歳以上の男性にいる考え方なんですよ。
なので、父親のような考えさえも揺さぶるような考え方をしている田中さんと出会い、倉橋さんも素直に変わってきていますが、チョロ野自身にも変化が起きてくるんじゃないかなぁ~、なんて今後を見て思いますね。
発言2からの感想
また発言2のチョロ野が田中さんへ発言しているのは、36歳の男性から40歳の女性への発言ですが、性別が逆になると途端に失礼な態度だと世間的に言われないのはなんででしょうね。
といいますのは、この自分の中の勝手な気持ちを相手に押し付けるときに自分の意見が正しいと思うように本人に関わる大きなキーワードを使って発言する行為は自己満足できしかなくて、相手のことを思って発言していない。ということに気づかないといけません。
チョロ野が田中さんへいうと、この男むかつく。自分の気持ちを相手に押し付けるんな!殺意が沸く女性が多いですが、これをちょっと変えてね
新作アニメや映画の主演が自身が思い描いていた俳優さんや声優さんじゃなくて、歌手や他業界の人で演技がしっくりいかないと感じたときに、同じようなこといいません?
「なんで好きなこの作品でこの人が主演やってるのよ。あなたは歌を歌う人であって、ドラマや演技は素人じゃない!歌が売れてないからって素人が演技の世界に来ないでよ!歌だけ歌っててよ!」
似たような発言やニュアンスをネットで見たり書いたりしていませんか?
チョロ野が田中さんへぶつける発言との違い、あると思いますか?
ぱんだは無いと思います。
女性は共感力が強く、そういう気持ちに反論より共感が強いとそちらが全面に出がちなので、自身の気持ちを相手に押し付けていることに気づいていないのかもしれませんが、これらはチョロ野が田中さんへぶつけてる行為と同じである、ということを自覚した方が良いと思います。やったことある人は、ね。
だって言わないと相手には判らないじゃない。分からせないと!と
チョロ野ならいうかもしれません。
でもそれは、余計なお世話なんです。
自身が希望する理想の世界が見たいがために相手を指示している行為というお気持ちメール、DMへの問題提起をぶっこんできてるのが面白いです。
ということで、とまとめです。
セクシー田中さんのドラマ 2話を見た感想(ネタバレ)まとめ
2話も楽しかった~。
逃げ恥とはまた違いますが、現状をよく表しているドラマだと思いました。
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