ひな祭りの時期が近づいてくると、スーパーには「はまぐり」や「ちらし寿司の素」が売られ、うれしいひな祭りのBGMが流れていたりしていますよね。
お雛様とお内裏様のペアセットが山積みにならんでいたり。
そういう光景をみると、そろそろひな祭りの季節が来るのか~と思う人も多いと思います。
無二ぱんだもその一人です。
毎年その光景からひな祭りの季節を感じ取っていたので、ひな祭り本来の由来って恥ずかしながら知らなかったんです。
無二ぱんだがひな祭りの料理でショックを受けたのは12歳の入院した時でした。
凄く鮮明に強烈に今でも覚えています。
病院に入院したことがある方は判って頂けると思うんですが
入院していると日付と曜日の感覚が消えていくんですよね……
そんな中、日々点滴、採血、薬の服用、寝るだけだった無機質な入院生活に
光を入れてくれたのが、ひな祭りである3月3日の夕飯でした。
ですので、「はまぐりのお吸い物」と「ちらし寿司」 は、ぱんだにとって思い入れが強いのです^^;
っと、本題がそれたので興味がある方は、最後のあとがきにでもっ。
本題に戻ります。
ひな祭りに関わるものに、由来や意味があるのはなんとなくは理解してたつもりなんですが、いざ人に説明してみてよ! と言われたら、説明出来なかったので、今回ひな祭りによく出てくる「はまぐりのお吸い物」と「ちらし寿司」を中心に調べてみました♪
他に出てくる5つの食べ物の意味や由来についてまとめてみましたので、是非ご活用下さいませ♪
ひな祭りの7種類と料理の意味と由来のおさらい
ひな祭りの料理ってどれも色鮮やかで女子力が高そうだし、可愛い料理が多いので、可愛いものが好きな無二ぱんだはテンションが上がります。
ひな祭りの定番料理は
- はまぐりのお吸い物
- ちらし寿司
- 菱餅
- 甘酒
- ひなあられ
- 桜餅と道明寺
- てまり寿司
見たことないよ~それやってるの? と思う人もいるとおもいますが、そこは地域性や家庭よって考え方が異なるので全然違います。
無二ぱんだだって、12歳ごろまで全く知らなかったんですから。
はまぐりのお吸い物の由来や意味
時は平安時代まで遡り、「貝合わせ」という遊びがあったそうなんです。
はまぐりって2枚の貝柄からなっていますが、模様や大きさ、同じ貝同士じゃないと絶対に合わないらしいんです。
このはまぐりの特徴から「一生を一人の人と添い遂げる」という意味になり
「好きな人と結婚し仲良く一生を添い遂げてくれますように」の願いが込められているようです。
乙女なら憧れるシチュエーション。ロマンチックですよね~。
無二ぱんだも相方と二人暮らしなので、乙女心が疼きます。
ちらし寿司の由来や意味
ちらし寿司の由来や意味を色々調べてみたのですが、諸説が複数あって、正解がないみたいです。
ただ、ちらし寿司によく利用される具材にはそれぞれ意味が込められていて
えびは背骨が曲がっていることから「長生き出来ますように」
れんこんは穴が空いていることから「将来の見通しが効く」
豆は仕事に困らないように「マメに働くことができる」
菜の花は春の食べ物、ひな祭りも春なので「気分も春のように新しい気持ちで」
という願いが込められているようです。
元々これらの具材はおせつにも利用されることが多く縁起が良い食べ物なので
無二ぱんだもひな祭りには見た目華やかにしたいなと思いました。
ひし餅と甘酒の由来や意味
ひし餅の名前の由来を調べてみたんですが、諸説が色々あるみたいです。
元々古代中国で3月3日に食べられていた「はしはなびら餅」から来ている、菱の実が入っていたからとか、これ! という正解がこれまた無いようです。
あ、でも色には意味があって
江戸時代にひし餅に使用された薬草の効能から、現代人の願いが込められたものになっていったようです。
赤(ピンク)は、桃の花の色、くちなしの実を練り込んでいて、解毒作用がある。
緑は、新緑の色、ヨモギを入れてあり、厄除けの意味があった。
白は、雪の白、ひしの実を練り込んであり、胃腸の働きを整える、血圧を下げる効果がある。
この3つから、「春先を感じるような健康な子に育ちますように」となったようです。
無二ぱんだは病弱なので、これから菱餅はガンガン食べていかないとですね!
また甘酒の名前の由来と意味も色々調べてみたんですが、正解は無いようです……。
諸説がこれまた色々ありまして。白酒が本来大人が飲むものだったが、子供でも飲めるようにアルコール無しで作られたのが甘酒の始まりだったとか……。
ひなあられの由来や意味
ひなあられの名前の由来は、これまた諸説がいくつかあるようなんですが
平安時代に女の子が3月3日にひな人形を持ち餅春の景色を見て、ひな人形にその景色を見せていたらしいんです。その時持ってきたお菓子が、ひなあられとか、
ひし餅を食べる際に小さく砕いたものが、ひなあられになったとか、色々あるみたいです……。
ですので、お雛様にはひし餅とひなあられがセットで置かれているのはその名残らしいです。
余談ですが、ひなあられ、東西で全く違うんです。
画像から左側は東日本のひなあられ、右側は西日本のひなあられです。
無二ぱんだが慣れ親しんだひなあられは左側。
右側を見た時は、煎餅? と思いました。
東日本のひなあられはポン菓子と呼ばれているお米を爆発して作られたものに砂糖で味付けをし色をつけたお菓子。
無二ぱんだは、これが好きでパクパク食べてたんですが、手がベタベタになるので手拭きが必要になるんですよね~。途中で手からスプーンに替えて大量に掬って食べてます。
画像には緑色がなく3色になっていますが、4色もあります。
色には意味があり、春夏秋冬の四季を現していて、3色の場合でも4色でも願う意味は同じ「娘に幸せが訪れますように」
桜餅とてまり寿司の由来や意味
桜餅の名前の由来ですが、桜餅が誕生したのが江戸時代に、山本新六という人が長命寺で桜の葉を塩漬けにして餅を桜の葉で包み「桜餅」として桜の季節に花見にきていた人々に売り始めたのが始まりのようです。
今でも長命寺では元祖桜餅を300年間販売し続けています。
ぱんだが小さい頃から慣れ親しんでいたのは、画像左側にある長命寺から伝わった桜餅ですね。
じゃぁ道明寺の桜餅は? というと、長命寺の桜餅を真似て、道明寺粉を使用して作られた餅から、桜餅を道明寺と呼ぶようになったと言われているようです。
数年前にぱんだはこの桜餅を初めて見た時、ナニコレ? と驚いた記憶があります。
食べてみたら、ぷちぷちとした食感があって美味しかったですね。
てまり寿司の名前の由来も、ひな祭りに食べるものとしての意味はないみたいです……。
京都の芸妓や舞妓さんが一口サイズで食べられるように作られた寿司が元になっていて、見た目が小ぶりで可愛いので、ひな祭りにも用いられるようになったようです。
無二ぱんだは小食なので、てまり寿司は女子力高くてグッときます。
ひな祭りの「はまぐりのお吸い物」と「ちらし寿司」の由来?のまとめ
いかがでしたでしょうか。
ひな祭りには、女の子の幸せをひたすら願う親心が込められているイベントだとわかりましたね。
無二ぱんだの小さい頃は、お雛様を飾り、ひなあられをおやつに、夕飯にちらし寿司を食べて終わる感じでした。
母と一緒に飾っていたお雛様の飾りの中に、ひし餅やハマグリが入った入れ物が何故あるのか疑問でしたが、調べてみて納得しました。
無二ぱんだの無機質だった入院生活に、ハマグリのお吸い物とちらし寿司が出されたことで他の患者さん達と交流が生まれて楽しい時間を過ごせたんです。
退院してから、ハマグリのお吸い物を母に作って貰ったのですがやっぱり味が違うんですよ、やっぱり思い出の味はいつまでも心に残る大事なものなんですね~。
ですので、是非娘さんには料理に込められた願いの意味を伝えてみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。