先日、ステルスマーケティングとはどういうものなのか、アフィリエイトをしている人達が気を付けたい部分はあるのか?など、消費者庁から発表されているpdfを元に、弁護士から解説をしていただく勉強会に参加してきました。
ブログのTOPページにも、広告とはそもそもなんぞや?ぱんだがこのブログを運営していく上で学んだ事を判りやすく解説しているのですが、それ以外の部分や勉強会で学んだことを備忘録的に書き殴っていきます。
参考になれば幸いです。
- アフィリエイトは勝手にできない
- ステルスマーケティング 景品表示法
- アフィリエイトリンクを貼っている記事、リンクの見分け方
- 中小企業の百貨店のようなASP(Application Service Provider)
- QA ASPに登録していないとメーカーの商品は紹介しちゃダメなのか?
- ステルスマーケティング 景品表示法の勉強会に参加してきた話 アフィリエイトのおさらい まとめ
アフィリエイトは勝手にできない
嘘のレビューをして商品を紹介し~とかの話題が目立ちすぎてるので良い印象が無いのかもしれませんが、そもそもアフィリエイト商品を紹介するよりも前にしなくてはならないことがあるのをご存知でしょうか。
それは何か?「申請」をしなければいけないのです。
勝手に商品リンク貼って紹介は出来ないんです。
Amazonの商品をたくさん購入しているし周りの交流する人も利用してるからアフィリエイトリンクから購入して欲しいな~と思ったら、まず、Amazonへアフィリエイトをしたいのですがー、と申請をします。
すると申請するためのフォームが表示され、商品リンクを貼る場所……インスタグラムや自身のブログ、X(Twitter)の詳細を記入する項目がいくつも現れ、一つ一つ入力し送信します。
その後、1日~1週間に合否メールが届きます。
誰でも出来ると思っている人が多いと思いますが、誰でもアフィリエイトできた時代は過去の話。
今からやろうと思うと、Amazonや楽天市場、ヤフージャパン、それぞれ大手のショッピングへ申請をし、合格しないと出来ないのです。
不労収入を得たいと思って始める一番最初の登竜門は、Googleアドセンスと呼ばれている、各サイトで見かけるページの上下や記事内に広告を表示させることですが、これもGoogleへ「申請」し、合格しないと広告は貼れません。
審査が厳しくて何十回と不合格になり、合格が難しいと言われているのが「Googleアドセンス」と「Amazon」ですね。
まぁ、Amazonや楽天市場、ヤフージャパン、Google側は、商品を紹介してくれた人に紹介料を払う立場になるので、面接(申請)は必要ですよね。
インスタグラマーと呼ばれる人達は、芸能人が化粧品や飲み物のメーカーと契約を結びCMに出演し、契約期間中は違うメーカーを利用することは出来ない、といった話がありますが、それと似ています。華やかで私生活が見えないのは、見せられないが正解で、契約し紹介した商品以外を使っていることをインターネット上で見せると紹介する形になりますので、契約破棄……なんてことも有り得ちゃうので、実質使っていてもネット上には出しません。
日本はその辺のしがらみが強いので、ある程度稼げるようになると海外へ行く人も一定数いるのではないでしょうか。
さて長く説明しましたが、おさらいまとめますと、
「アフィリエイトリンクを貼り紹介料を貰うには、各サイトに申請し合格を貰えないと出来ない」でした。
さて、これを踏まえて、本題に行きます。
ステルスマーケティング 景品表示法
申請し合格を貰った人達が、SNSやサイトで商品を紹介し紹介料を貰っていた……のですが、ここに一つ抜け穴が存在していました。
何かといいますと、申請し合格しなければ利用不可能なのは、初回だけが一番厳しく、追加でサイトやSNSを申請すると、割とすんなり合格してしまうのです。
これにより何が起きるかというと、他に大量の違反サイトを作る予定の仮サイトを登録することが可能になり、しっかり審査をした意味が消えちゃう状態に。
また2018年より前にアカウントを習得している人は、そもそも審査自体あって無いようなものでしたので、申請さえすれば誰でも使えていたのです。
ですから今から申請・合格の手順を踏むのが面倒な人は、すでに合格済みで売りに出されたサイトを購入し、運営していたりします。
企業間で行われるM&Aは、サイトでも存在しています。
中古サイト、オークションと呼ばれているのがそれです。
(企業買収のような形になりますので、サイトによっては数千万クラスも存在します)
で、ですよ。
一般消費者からはサイトやSNSに貼ってあるリンクが、アフィリエイトなのかどうか判別がつかない訳ですよ。
美味しそうな商品バナーをクリックしたら、送料が凄く高くなっててクーリングオフ出来るかどうかも怪しくって、勉強代として泣き寝入りした……など、2020年以降消費者庁に寄せられる相談がものすごく増えていたことが背景にあります。
そこで生まれたのが、ステルスマーケティング、通称ステマ規制と呼ばれるものです。
では次に、見分け方を解説していきます。
アフィリエイトリンクを貼っている記事、リンクの見分け方
無二ぱんだサイトではTOPページ固定で広告とはそもそもなんぞや?と説明、及びお知らせでアフィリエイトを利用しています、と表示させていますが、表示させる方法は他にもあります。
記事のタイトル下、左右どちらかに「広告」「プロモーション」「宣伝」「#AD」「#ad」がついていたら、その記事はアフィリエイトリンクを貼った商品解説記事となります。
Amazon、楽天市場、ヤフージャパン、ASPそれぞれに申請し合格をした人が、自身のサイトやSNSへリンクを貼る場合は、全て上の5つの単語のどれかを記載することが必須となっています。
ここで一つ注意点
申請合格してなくても、リンクだけを貼って友人や商品を家族へ紹介することはできますし、やっていますよね。
この場合は、商品購入しても紹介料が発生しないため、「広告」「プロモーション」「宣伝」「#AD」「#ad」のどれかをつける必要はありません。
要は、【紹介料が発生するリンクを貼った記事なのか、一般消費者の視点から判断できるかどうか?が重要】になっています。
さて全て読んだうえで気になってくるものは、全ての企業はアフィリエイトリンクが存在しているのか?だと思いますので、それを次に解説しますね。
中小企業の百貨店のようなASP(Application Service Provider)
ASPというサービス業や自社商品を扱う会社がたくさん入っている百貨店のような場所あり、ぱんだ達はASPと呼んでいます。
この通称ASP百貨店も「もしもアフィリエイト」「A8.net」「バリューコマース」など取り扱うメーカーが異なるASPがあり、あるメーカーの商品を紹介するアフィリエイトリンクが欲しい→取り扱っているのは「もしもアフィリエイト」のみだ、となった場合、AmazonやGoogle同様に「もしもアフィリエイト」内の「紹介したいメーカー」へ申請し合格しなければアフィリエイトリンクは使用不可の仕組みとなっています。
ですので、さきほど伝えたインスタグラマーの内情の話じゃないですが、1つのサイトに1.2種類の商品を紹介する記事が複数あったり、丸々1つのサイトで1種類のみを色々な角度から商品解説するサイトがあるのは、ASPに登録されているメーカーへその都度申請からの許諾が必要不可欠なため、即日すぐに記事作成が出来ないことも多いので、一度許諾が降りてすぐに記事作成が可能なもので専門サイトを作る……場合も多いです。
で、ですよ。
ここで疑問が生まれると思います。
QA ASPに登録していないとメーカーの商品は紹介しちゃダメなのか?
A、答えとしては、一般消費者がお勧めの商品を紹介する記事を書いた時に、その商品を取り扱っているASPがあるかどうかなんて考えませんよね。
ですので、紹介したらダメなんてことは一切ありません。
逆に、ASPに登録してあり、紹介したいメーカーへ申請を出しているが、許諾をされないまま記事作成しアフィリエイトリンクを貼る行為はダメです。
ASPに登録していない、またはASPに取扱はあるけれど、メーカーへ申請し許諾取るのは面倒だし、紹介料は不要であれば、商品リンクを貼るときの必須単語5つは記載する必要はありません。
ASPに登録してあるメーカーに申請をし合格を貰えたアフィリエイトリンクを貼った記事を書き、紹介料が発生する可能性があるなら、「広告」「プロモーション」「宣伝」「#AD」「#ad」のどれかをつけることは必須、ということになります。
ということで、まとめです。
ステルスマーケティング 景品表示法の勉強会に参加してきた話 アフィリエイトのおさらい まとめ
消費者庁から出ているステルスマーケティング 景品表示法pdfに記載されている内容は、主にサイト運営側の視点での注意事項でしたので、それを一般消費者側へ伝えるには、そもそもアフィリエイトとは、どういうものなのか、またステマ規制と呼ばれているが、サイトや記事で見かける単語の意味を理解する必要があると感じたので、説明させて頂きました。
しらなければ聞く、聞いてなかったなら、質問する、分からなければ検索して勉強する、誰でも出来ます。正しい知識でお買い物を楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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