先週の日曜日にデザフェスというイベントが行われていたそうだ。
ハンドメイド作品や小売り店が自身の自信作を発表するコミケのようなイベント。
そこで販売されていたお菓子の衛生管理状態が疎かにより食中毒になる人が多発、保健所に通報と小さいな事件が起きた。
それがSNS上で投稿されると瞬く間に拡散され、衛生管理がきちんとされていない人が食品を売るなんて以ての外だ、という声、小さい爆弾がいたるところで爆発していたのだが、夜になると小さな爆弾が大きな爆弾となり、さらにエスカレートしていっているのが今である。
SNSが有料になるかもしれないというデマが広がりMeta社が突如新たなSNSを発表したら1日で2億人の登録者になってみたり、旧Twitterに課金し条件を満たすと半年ごとに広告分配料が支払われることになり利用者が一番多い日本の投稿に絵文字や不明な日本語を打ち込む海外アカウントが大量に増えている。
この大量に増えた課金バッチをつけたアカウントが広告分配を受けるには、インプレッションが規定数必要なのだが、それを普段の投稿で稼げないアカウントはどうするか……炎上した投稿にガソリンを注ぐような新たな投稿をぶら下げインプレッションを稼ぎ、見ている人の感情をあえて爆発させる手法を取っている。
傍から見ていると、芸能人のスキャンダルを追っていた週刊誌やテレビがXのインフルエンサーが一般利用者の感情を掻き立てる時代が変わった、と見て取れる。
興味を持った情報しかテレビも見てもらえないと思っているのか、情報の仕入れ先に旧Twitterが含まれており、当日炎上し爆発しまくっている出来事が、翌日各ニュースで公開される現象がここ2年で確実に増えたと感じている。
一度怒りが爆発すると冷静にコントロールするのが難しい人が多いようで、ついには障碍者が作っているお菓子も衛生管理がなっていないようだから、食中毒を招いたお菓子やと大差ないという極めて悪質かつ、自身が勝手に差別しているということに自覚していない飛び火も増えていて、なんというか地獄絵図となっていた。
ここ令和になって個々の自由や感情が顕著になってきたと思うが、同時に理性や我慢といったものをどこかに置いてきた人が増えたように感じる。
車に乗ったときシートベルトを付け忘れ白バイに捕まると、自身が悪いのに隠れて見つからないようにしてシートベルトをしているか確認する行為が陰湿だと他責に切り替え怒る人がいたり、勤務中とおもしき制服を着ているのであればコンビニへ立ち寄ることは仕事をさぼっているように思えるから辞めろ、とか。
様々な他責発言をしている投稿を見ていて思うのは、全て自身の考えや行動が明らかに悪いのだが、八つ当たりがまるで正当防衛かのように事実を捻じ曲げて投稿し「いいね」で共感を得ることで、自身の考えは間違ってない、正しいんだと間違った認識・承認されている現状がいたるところで起きていることだろう。
ここでまっとうな正論をいえば、クソリプと呼ばれ、他の他責発言と同じ感性を持った人達から、袋叩きに合う。
なんというか、意見交換や議論を交わせるぐらいの心に余裕がない人がものすごく増えている？そんな印象だ。
ここでまた給料が低いのはー、時給が低いからーと話題を切り替えてくるのは滑稽に思う。自分の悪い部分を掘り下げて欲しくないから話題ずらしをしてくる。
そこまで日本が嫌なら海外留学が可能な学校を早々に決めて行ってみたら良かっただろうし、英会話や耳で聞く、英語以外の語学を勉強する時間はいくらでもあったはずなのに、それを一切せずに日本にしがみついて、人に文句ばかり言い何も行動に移さないのは、ちょっと違わないか？
それはわがままであれもいやこれも嫌と両親が差し出してくる食べ物をいやという理由だけで食べずに拒否しまくり、自身の好きな物が出来てたときだけ反応を示す子供と何が違うのだろうか。
根性論や精神論は、ときに体罰やいじめとなった時代ではあるが、過去からずっと今のいまでも続いている理性や倫理、一般常識と呼ばれるものさえ、個々によって違うのだから正解は無い、と突き放すのであればなんでもやってよいとかいささか暴挙過ぎないか。
プラスにするならば、そこは個々によって常識や理性倫理が異なるのならば、全てを総合的に加えたうえで妥協策や打開策を見出して判断するのが理性的ではないか。
突き放し、個々の常識や理性・倫理を好き勝手にやればいい、では、それは、思考停止と呼ばれ距離を置かれる洗脳された集団と紙一重では。
「でも」「だって」「仕方がない」が口癖になっている、その原因が、行動を起こしたくない不安や恐怖を隠した言い訳であるならば、自分自身で心に鎖をつけて行動を制限しているだけということに気づこう。
日本を捨てたい気持ちになっていたら、海外の日常が覗ける動画はネットを探せばいくらでも出てくるので見てみたら良い。
夕方18時以降に1人で路上を歩ける国は日本以外無いということを頭の隅にいれておいて。
