ぱんだの徒然日記

無二ぱんだが料理やスイーツ、気になる事を追求していくブログ

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セクシー田中さんの原作者訃報を受けて

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原作者のコミックとドラマ全10話を欠かさず見ていて、ドラマのレビューをブログに綴っていた身として本来であればこういった訃報ごとは記事にしない方針でいたのですが、あまりにもあんまりでしたしドラマ全話レビュー記事自体が初だったので、触れない訳にはいかないと思い記事にすることにしました。

 

 

作者訃報

セクシー田中さんの原作者芦原妃名子氏が28日から行方不明となり捜索、翌日29日に栃木県にて死亡が確認。遺書もあり自殺とみているとニュースが入りました。

ニュース記事はライブドアよりこちら>>>「セクシー田中さん」作者・芦原妃名子さん、死去 - ライブドアニュース

 

これを受けて、SNS上では、原作者である芦原妃名子氏のXのポストにて「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」という書き込みを残し投稿が消えたことが話題に上がり、それより以前に原作とドラマ化するにあたり思うようにいかなかった内容を書いては消していた状況が露見していました。

 

時系列順に見てみると、セクシー田中さんのドラマ脚本を手掛けた脚本家が、インスタグラム上にて、セクシー田中さんのドラマを自ら生みだしたかのような投稿とハッシュタグを載せていましたが、そこに原作者である芦原妃名子氏をつけて発言していなかった事や最終話が公開された後に投稿された内容が、原作者がいたからこそ脚本があるのだという根本的な部分が抜け落ちた攻撃的な内容とも思える内容を投稿し、それを見た芦原妃名子氏が事実確認含め、原作者サイドでどういった事情があったのか詳細を書かねばならない心情に至り作成、投稿されたのがXアカウントと投稿の数々である。

なお、ご本人のブログでも事情を述べていたが思う部分があったようでこちらも現在は削除されている。

 

脚本を手掛けた方は、現在インスタグラムの投稿の攻撃的な投稿のみ鍵をかけ見れなくなっているのでスクショを。

セクシー田中さんのドラマ脚本を手掛けた方の投稿

ハッシュタグを見ると判りますが「原作者」という単語はおろか「芦原妃名子」の名前が無いのが分かると思います。

この投稿をみてから、Xのアカウントを作成し、ポストしていたが消されてしまったログはこちらになります>>>

セクシー田中さん原作の芦原妃名子さんがtwitterアカウントを開設し声明。実写化に際し条件として何度も確認した原作の趣旨から外れない脚本を書くという約束が履行されずその都度原作者が加筆修正、9-10話は原作者が執筆。 - Togetter

 

 

何も無い状態から作品を生み出す漫画家さんって凄いと思うのですよ。

同じように無からドラマの脚本を手掛ける方もいらっしゃいますが、この方は原作者がいらっしゃる作品の脚本を手掛ける事が多かったようですが、原作者がいてこその作品に関してしか携わることが出来ない若葉脚本家である、ということを忘れてしまっているのでしょう。

 

ここ数年は原作者がいる漫画をドラマ化する傾向が高いですが、無からキャラクターを生みだし背景や状況、物語を最後まで手掛けるには時間と労力と命を削って作られています。その作品をドラマ化するにはテレビ関係者の方はドラマ化したら面白そう!!と原作を読んで愛情を持ったいちファンであったからこそ成り立つものだと思うんですよ。

そこを一切無視して、ドラマを作るにもネタが無くて探していたら読者の中で反響があったコレで行って視聴率取れたら万々歳!ぐらいの軽い気持ちで接してしまったら、ドラマ制作に関わった方以上に傷付きショックを受けるのは原作者だと何故理解できないのでしょうか。

 

また日テレが発表した言葉に自分達は悪くないといわんばかりのニュアンスが含まれている、という声を多々見受けましたが、こちらは訃報のニュースを受け日テレがお悔やみ文を発表する前に、ドラマ制作側がニュース報道部へ押し寄せてきて、文章を改ざんし発表されたものとなっているようです。

それがこちら>>>脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 

自身の作品が映像化され楽しみにしてみたが、蓋を開けてみたら散々な結果で酷評まで受ける始末のお気持ちメールや言葉が原作者・漫画家に声は届きやすく心の壁が守れるシステムではないのに、テレビ制作側は〇〇制作委員会と一括りにまとめられ名指しで攻撃されないように守られている。

 

もっと原作者・漫画家が無から作品を作り出しているからこそ成り立っているんだとドラマ化制作や映画化に関わる関係者方は自覚を持って接して欲しいと切に願います。

 

プロデューサーの過去やらかし

原作と制作部をまとめるチーフプロデューサー三上絵里子氏は過去、2008年「おせん」に関しドラマ化するために原作者とモメにモメ、原作者を存外に扱ったことで原作者が映像化に激怒、精神を病み連載を辞め、ドラマは途中で打ち切りになったことがあります。

 

原作者とプロデューサー、また制作委員会が原作を大事にし、こういう風にしたいという想いが伝わるように直接話し合いする場所を設けることができれば、今回のような最悪な状況を回避できたと思うと、残念でなりません。

 

まとめ

映画大手4社が考える、原作者があってこその考えを述べたニュース記事がありましたので貼っておきます。

ドラマ化にもこの思想が少しでも反映されることを切に願います。

『セクシー田中さん』原作者の訃報受け 映画大手4社の社長がコメント「納得のいく形で映像化するのが望ましい」(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

またインスタグラムにて先走り投稿をしていた脚本家相沢友子氏は、原作者のブログ及びXでの投稿が寝耳に水すぎて頭が真っ白になったと反省文及び追悼を表明しアカウントを削除されました。

ニュース記事はこちら>>>ドラマ「セクシー田中さん」脚本家・相沢友子氏が追悼「頭が真っ白に」 自身の投稿を反省「深く後悔」(スポニチ) | 毎日新聞

 

 

芦原妃名子氏のご冥福をお祈り申し上げます。

苦悩で辛いことが天国で安らかに過ごせますように。

 

 

原作コミックではセリフが心にブッ刺さりまくり。

ドラマとの違いを比較したい方はどうぞ。