ぱんだの徒然日記

無二ぱんだが料理やスイーツ、気になる事を追求していくブログ

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《両親に関して》父、ICU3日目

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父が運びこばれ、ICUに入って3日目

通常の面会と違い
集中治療室になる為、面会出来る時間はとても短い
午後15時~16時
午後18時~20時
平日、土日祝すべてこの時間帯のみが面会時間

 

体中に管やら器具が取り付けられていたが
今日面会へ行って見ると、喉まで入れられていた呼吸器は外されていた
変わりに酸素マスクに変わっている
両手には器具を無意識に外さないように、と両腕共にベッドの端でベルトでくくりつけられ
手にはグローブなような物が付けられていた
両足には、血液が足に流れ止まらないように、と空気マッサージの役割を果たすものが
ふくらはぎ付近に巻き付かれている

無意識なのだろうが、どうにも足についてるものや酸素マスク

頭に刺さっている管が煩わしいらしいく、寝返りをうったり手や足を動かしたり
取ろうと何度も動かしている

看護士の話では、何度も問い掛けると
自分の名前、年齢をぼそっと答えるそうだ

しかし、それも一時で答えている事さえ、意識の上なのかどうか不明との事

少なくとも、ぱんだが父へ語りかけても何も反応はない

頭を剃られ、それこそ甲殻機動隊等でアンドロイドが作られるまでに
体中に線が張り巡らされているような状況の父
意識がなくもぞもぞと動く様は、なんとも見ているのが辛い

父との思い出や仕事の事、頑張って生きていこうと耳元で語りかけながら
泣けてくる自分がそこにいる
泣いてなんかいられないのに

 

入院・退院に関わる手続きや生命保険関係は
今まで自分が父へしてあげる事がなかった親孝行だと思いすべて引き受けた

 

家庭では何もクチにせず、ただ寝ずに働いていた父
仕事場ではパートさん達に家族の事を、とても大事に思っていて
迷惑をかけずに生きたいと話していた事
息子や娘の事が凄く大好きで、兄弟にあった出来事を嬉しそうにパートさんへ話していた事

 

倒れてから知らされるとは・・・身の詰まるとはこの事だろう
パートさんから話を聞いた、とオヤジは俺達だけの事を考えてやってたらしいと
泣きじゃく、言葉にならない位に話す

 

父の部屋の整理をしていた時、一冊の黒いノートを見つける
中を見てみると、家や家庭というものを凄く大事に思っていて
そういう家庭を夢見ていた、と就職する時の自己啓発の勉強などで書かれた文章があった

 

父親はなんて不器用なんだろう
幸せな家庭を自分が味わう事が出来なかった若い時の父の話
それらがすべてフラッシュバックし
申し訳無い気持ちでいっぱいになる

 

ゆっくり休んで
ゆっくり回復していこう
歩けるようになったら、家族でまたお父さんの好きな旅行へ行こう
耳元へ話し掛けて今日の面会は終了